日本の道路が左側通行なのは日本刀が影響していた?

突然ですが、車の通行法には左側通行と右側通行があります。我が国は左側通行を採用し、右側通行採用国の代表はアメリカやフランスなどです。この通行方法の選択に影響を与えたのが日本刀(銃)など武器の携行方法であったというお話を紹介します。

我国で最初に通行方法が法定されたのは明治18年で、「人力車が行き合った場合には左に避ける」と規定されました。

世界的にみると、左側通行の採用国は76ケ国、右側通行は163ケ国となっているそうです。左右両方の通行方法が混在している理由を調べてみると面白い説に行き当たりました。

その前に人間工学的な観点から考えた場合、左右どちらの通行方法が優れているのかという「あるべき論」からご紹介しましょう。
人類にはどういう訳か右利きが多く、そのため人が武器を扱う際には右手を使用します。この際、右側に大きな空間がないと武器を自由に使えない状況が生じます。つまり左側通行が武器使用時には都合が良いのですね。
ここに一石を投じたのがフランス皇帝のナポレオンです。あくまでも一つの説ですが、彼は、左利きであっため、右効きに至便な左側通行は不便であるとこれを改め、右側通行に変えたというのです。

ナポレオンはどんだけ傲慢なんだと思いますが、ナポレオンの真意は銃を右肩に担ぐように携行した場合、対向者と銃が当たらないように右側通行を採用したともいわれています。軍略家のナポレオンならあり得る話ですよね!

転じて我が国が左側通行を採用したのは銃のそれと基本的に同じ理由と言われています。
つまり、左腰にある刀が対向者の刀とぶつからないようにするために左側通行の習慣が日本には定着していたので、そのまま左通行を採用したということですね。

モータリゼーションが進展した20世紀になると国境を境に突然通行方法が変わるのはとても危険です。したがって、陸続きの大陸国家はどちらかの通行方法に自然と集約していくことになります。カナダが左側通行から右側通行に変えた代表国です。右側通行の起点となったのがヨーロッパではフランス、アメリカ大陸では米国です。アメリカでは当初イギリスと同じ左側通行を採用していましたが、独立戦争後英国の影響力を排除する目的から右側通行に改められたといいます。島国の日本と英国は左側通行のままでも大陸国家ほど悪影響がなかったので現在でも左側通行のままなのでしょう。

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